アトリエの歩み
Ruri Atelierは、2009年に宝石鑑定士・野崎瑠璃によって福岡・天神に設立されました。「ジュエリーの価値は、それを受け取った人の記憶と同じくらい大切だ」という信念のもと、個人のお客様から企業・法律事務所まで、幅広い鑑定ニーズにお応えしてきました。
設立当初から一貫して大切にしてきたのは、「丁寧さ」です。鑑定とは、単に数値を算出する作業ではなく、その品物が持つ歴史・意味・背景を読み解くプロセスだと考えています。そのため、お客様とのコミュニケーションを重視し、鑑定の経緯や根拠をわかりやすくお伝えすることに力を入れています。
現在では、個人の一点鑑定から大規模なコレクション査定、アンティーク作品の来歴調査まで、幅広いサービスを提供しています。鑑定書は保険・相続・売却・個人記録など、さまざまな目的にご活用いただいております。
天神アトリエは、静かで落ち着いた環境でお客様をお迎えしています。大切なジュエリーを安心してお持ちいただけるよう、プライバシーへの配慮と厳重な取り扱いプロトコルを徹底しています。
専門チーム
野崎 瑠璃
国際宝石学会(GIA)認定のジェモロジスト。15年以上の鑑定経験を持ち、アンティーク和装宝飾品の専門家として国内外で評価を受けています。
田中 誠一
貴金属の純度測定と製作技法の解析を専門とする鑑定士。欧州でのトレーニングを経て、アールデコ期の西洋ジュエリー評価に造詣が深い。
松本 雅子
歴史的ジュエリーの来歴調査と文書アーカイブを担当。日本国内の工房記録・刻印データベースの研究においてキャリアを積んできました。
品質基準とプロトコル
国際資格と認定
GIA(米国宝石学院)認定資格をはじめ、国内宝石鑑定機関の基準に準拠した評価方法を採用しています。
取り扱いプロトコル
すべてのジュエリーは保存修復グレードの取り扱いプロトコルに従います。素手での接触を避け、専用の検査台・工具を使用します。
情報管理とプライバシー
お客様の個人情報および鑑定情報は暗号化されたシステムで管理します。第三者への提供や外部共有は一切行いません。
標準化された測定機器
宝石顕微鏡・分光器・蛍光X線分析装置など、業界標準の測定機器を定期的にキャリブレーションし、精度を維持しています。
透明な文書化
鑑定書には評価根拠・測定値・方法論を明記します。お客様がご自身で内容を理解・活用できるよう、わかりやすい記述を心がけています。
継続的な専門研修
チーム全員が毎年の専門研修と業界カンファレンスへの参加を通じて、最新の鑑定技術と市場動向を習得しています。
専門知識と地域への貢献
宝石鑑定は、単なる価格算定の手段ではありません。それは、ジュエリーが持つ物語を解読し、その品物が歩んできた時間に敬意を払うプロセスです。Ruri Atelierは、この考えを軸に、福岡という地で地域のお客様や文化財保護の現場と深く関わってきました。
九州・福岡には、江戸期から明治・大正期にかけての装飾工芸品が多く残っています。そうした作品の評価には、西洋宝石学の知識だけでなく、日本の工芸史・素材史への理解が不可欠です。Ruri Atelierのチームは、こうした専門性を日常的な鑑定業務に組み込んでいます。
お客様のほとんどは、初めて宝石鑑定を依頼される方々です。「どこに頼めばいいかわからない」「査定と鑑定の違いがわからない」という疑問を持って訪ねてきてくださいます。そうしたお客様に対して、プロセスを丁寧にご説明し、安心して鑑定書をご活用いただけるよう努めています。